クリニック

 

プノンペンでの仕事としてもう1つご紹介したいのは、プノンペンにありますケンクリニックです。私は普段は設計者という立場で仕事をします。しかし、この時は日本人の建築設計の会社がデザインをされていて、施工をするところを探していました。そして私が施工側の立場として参加することになりました。

大工さんは皆カンボジア人ですし、スタッフに通訳してもらいながら、現場を進めて行きました。設計側からのデザインがあり、私はそれを施工するための図面を描いて、大工さんと相談しながら作って行きました。

 

 

湾曲して光っている壁が、このデザインの核となる部分でした。鉄を溶接してフレームを組んでいるのですが、フルフェイスのヘルメットをかぶって火花を散らしています。カンボジアの職人さんたちがよく頑張ってくれました。他の現場でも一緒の何年も知っている職人さんたちですので責任感があります。それが特にカンボジアの現場ではクオリティに直結するので、大切なポイントです。

 

 

 

 

資材調達も自分たちで行ったので大変でした。プノンペンの街を、いろんな資材や製品を探してスタッフと一緒に車で走り回りました。その過程で、クオリティの高い家具を作っているベトナム系の会社の工場などを見つけ、何度も通いました。

 

 

 

例えば、上のようなカウンターや家具の場合、設計者はデザインをして3Dのイメージを提出します。それを元に、施工側は制作するための図面を描き、その後に設計者の了承を得て、大工さんに作って貰うという進め方になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

期日もかなりギリギリの日程でしたが、カンボジア人の職人さんたちが頑張ってくれたおかげで完成しました。クリニックは専門的な機材や施設も必要で、皆で協力して1つのものを作り上げるということを改めて感じたプロジェクトとなりました。