カンボジアに着いてから

カンボジアに来て思うのは、まずそのゆるさです。空港に降りた途端、空港内で働くカンボジア人たちの、ゆるーい雰囲気を感じます。だいたいみんなスマホを見ています。ビザカウンターの職員たちも、横一列になってスマホを視聴しています。

ビザ取りなどに時間がかかり、空港を出たのはかなり遅くなりました。毎度のことですが、子供を連れていると、列に並んだり、並ぶために急いだりすることを考えると、1番最後で良いやと思います。そのために焦らないようにして、ゆっくり行くようにしています。

空港からタクシーに乗り、運転手さんに行き先を告げました。

「トゥール・トンポン」

プノンペンで、1番有名なのはたぶんセントラル・マーケットでしょう。その次がオルセーか、ロシアンマーケットと呼ばれる、カンボジア語ではトゥール・トンポンです。空港からトゥール・トンポンまでの道は単純で、プノンペンの空港あたりにいるドライバーなら、ほぼ100%知っていると思います。

走り出して少ししてから、ドライバーのおじさんはまた行き先を聞いてきました。グーグルマップに行き先を書いてくれとスマホを渡してきましたが、カンボジア語で私はカンボジア語が殆ど出来ません。英語は通じません。

するとおじさんは、スマホの音声入力をしました。

「トゥール・トンポン」

グーグル・マップのナビが案内を開始しました。夜のプノンペンの暗闇の中、運転手も知らない道を非常にゆっくりとした速度で進んで行きます。時速15キロから20キロくらいです。

道を全く知らないと思われる運転手さんは、私の隣に座り、何度か本部に電話をしてトゥールトンポンはどこなのかと聞いたりしています。しかし、誰が何と言おうと、車はグーグルナビによって運行されています。

車は私の知らないところを走って行きます。ナビの通りに行っているから、まあ大丈夫だろうと思いました。ナビは曲がるところでは、カーン!カーン!という大きなアラーム音で教えてくれます。それに、おじさんの超低速運転が、道は知らないが事故は起こさないという決意を感じさせます。

しばらくすると、車は私がよく知っているところへ突然出ました。それによって、やはりナビが正しかったことが証明されました。道を知らないおじさんでも、任務を遂行出来るためのこれらのアプリやスマホなどは優秀だなと思いました。

おじさんが、どこかから出て来て、道が分からなくてもタクシーの運転手が出来る魔法のツール。おじさんも、どこからから出て来て、道を知らなくてもタクシーの運転手が務まることに自分でも驚いているかもしれません。

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