制作依頼 Bespoke


先日、友人から絵の依頼を受けました。そういえば、昔も絵を描いてくれと頼まれた気がします。何の絵にする?と聞くと、「ピンクの若い豚」と言います。そこで若い豚をスケッチしてみましたが、いまいち気乗りしません。夜になってから彼に聞くと、ペッパピッグのイメージだったそうです。私の娘もペッパピッグが好きなので、どういうものか分かります。

しかし、すでにペッパピッグはイラストになっているので、モチーフとしては描きづらい感じがします。せっかくなので少し家族で話してみてと言うと、上の牛と女性の絵にしてほしいとのことで、決まりました。これは私が2020年にデジタルイラストで描いたものです。1度デジタルで描いたものを、アナログで描いたらどうなるだろうと思っていたのでちょうど良かったです。もう1つの彼の要望は、明るい絵、ということでした。

大きさはA3の画用紙に、いつもの画材にします。改めて描き直すとしても、気合を入れて写実的に描くのか、それともこの抜けた感じの方が良いのか。それも聞いてみると、イラストっぽい感じの方が良いそうです。描き直すけれど写実的にならず、イラストの雰囲気を残すというのが今回の難所のようです。

もう1つ、牛の色が何かは大事なので聞いてみました。白かなと思ったからです。しかし、まさかの答えが緑でした。壁が緑っぽいので、かぶってしまいます。それはそれで良いのですが、結果彼の方から白と言って来ました。さすがです。

メイキング

今回はこの絵の途中経過を追って行きたいと思います。


紙はこれを使います。こちらの文房具屋で手に入るものでは1番描き心地が良いように思います。Renaissanceというところの紙で、イタリア製です。まず、描き始める前に、白紙をセットしたら紙に向かって祈念します。

水彩ですと紙が濡れて凸凹になるので、テーピングをして描き始めます。同じ絵ですが、どういうのが良いのかをまた1から調べて近いイメージのものを探します。牛や女性、インドのサリーや青い壁についてもいろんな画像を参考にします。しかし、それを当てはめようとすると写実的になってしまうので、元の絵も参考にしながら描いていきます。

ここで1つ、気づいたことがありました。イラストっぽい絵にするのに、色鉛筆だと合っていないということです。それをパステルに変えました。パステルをカッターで少しずつ削り落として、そのあとに指でエリアを作っていきます。その方が、ディティールに依らずに大きな塊やシルエットとして捉えられます。

まだ色鉛筆で形を取ろうとしていました。

パステルに変えたら絵が変わりました。

少しずつ形を出して行きます。

何度も往復しながら、少しずつ濃くして行きます。

この辺までで、絵の土台的なものが出来ました。

水彩も重ねて、強い黄色を加えます。ここから描いて行きます。

完成しましたら、また載せたいと思います。

その後

絵が完成しました。

こちらの小さくてレトロな郵便局から日本へ発送しました。

机の上にあるダンボールの中に、絵を梱包しました。コロナの影響で、EMSという国際配送も、以前は毎日集荷だったのが今は週に2日だけとなっており、しかもプノンペンに行ってからも少し待機時間が長くなっているようです。

制作依頼

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