目というモチーフ



この絵は、今年の2月頃だったか、少し前の絵になります。今が7月ですので5ヶ月ほど前ということになりますが、もうだいぶ昔の事のように感じます。この絵が出来たことの経緯をよく覚えています。絵というのはそのように、自分が絵を描くモードに入っている時は、廻りの事象が自分にとってとても良いモチーフと出会う確率が多い世界にいます。

実は、この絵の前に目をモチーフにした、今度は貝と目を合わせた絵を描いたのでした。それはまだアップしていないのですが、それはとても自分にとってはレアな絵となりました。それはまたいずれ公開したいと思っています。

その絵を描いてから、目というモチーフが現れました。自然な感じで。そしてプノンペンへ行って、友人と久しぶりに会って、マレーシア料理か何かを食べに行ったそのレストランの、自分の席のすぐ隣にあった水槽、で泳いでいた魚でした。その魚にはもともと、小さな目のようなマークが7つ、絵のように身体の側面に並んでいました。そして想像の大きな目をひとつ。

そんな感じの経緯で描いた絵でした。そういえば最近、そういう経緯で偶然的にストーリーを持って生まれてくる絵というのを描いていないような気がします。また、そういう絵が掛ける時が来ると良いな。

追記

その続きの話があることを思い出しました。

私がおそらく今まで読んだ小説のうち、衝撃の3冊の1つに入るだろう、ジョージ・オーウェルの「1984」を、家に本がないのでネットで読んでいました。それはこれらの目の絵を描いた後のことです。そしてすぐに、監視社会のその設定された世界には、監視する目があって、そこに主人公の男がいる、少し薄汚れたような町の一角の小さな情景が思い浮かびました。そうすると、それは種となって、いつか機会と運があれば、現実に土から生えてくることになります。その絵もいずれ描いてみたいと思います。

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